物件がなかなか見つからないときの対処法

テナント物件を探していると、

「条件に合う物件が全然出てこない」

「何件も見ているのに、しっくりくる物件がない」

そんな壁にぶつかる方は少なくありません。

ですが、物件が見つからない原因は「良い物件が存在しない」ことよりも、探し方や考え方にズレがあるケースがほとんどです。

今回は、物件探しが行き詰まったときに見直したいポイントを、順番に解説します。

まずは条件を書き出して整理する

最初にやっていただきたいのが、希望条件の整理です。

テナント探しでは、知らず知らずのうちに条件が増えていきます。

・駅から近い

・人通りが多い

・築浅でキレイ

・1階路面

・賃料はできるだけ抑えたい

どれも大切な条件ですが、すべてを満たす物件は非常に限られます。

そこでおすすめなのが、「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」を分けることです。

たとえば、
「エリアと広さは必須だが、築年数は多少妥協できる」
「1階が理想だが、2階でも集客できる業態」
といった具合に整理すると、選択肢は一気に広がります。

完璧な物件を探そうとしない

テナント物件は、住居と違い「完成された状態」で使うとは限りません。
内装工事やレイアウト変更を前提に選ばれるケースも多くあります。

しかし、最初から「内装が理想通り」「設備がすべて揃っている」という物件を探してしまうと、どうしても見つかりにくくなります。

大切なのは、

・立地

・広さ

・建物の構造や使い勝手

といった後から変えられない部分を重視することです。

内装は工夫次第でいくらでも変えられます。
「少し手を加えれば使えるか?」という視点で見ることで、候補となる物件が増えていきます。

相場と現実を知る

物件が見つからない理由として多いのが、「条件に対して賃料が合っていない」ケースです。希望エリア・広さ・条件が決まっている場合、ある程度の賃料相場はほぼ決まっています。

相場を知らないまま探していると、「高すぎる」「安い物件が出ない」と感じてしまい、前に進めなくなります。

一度、不動産会社に「この条件なら、どのくらいが現実的か」を確認してみると、判断基準がはっきりします。

■タイミングによる影響も大きい

テナント物件は、常に同じ数が市場に出ているわけではありません。
時期によって、募集が増えるタイミング・減るタイミングがあります。

また、条件の良い物件ほど、

・情報公開前に決まる

・相談ベースで話が進む

といったことも珍しくありません。

「今は動きが少ない時期」と判断できる場合は、焦って決めるよりも、準備期間と割り切るのも一つの選択です。

一人で悩まず、相談する

インターネットで物件を探すのはとても便利ですが、ネットに出ている情報がすべてではありません。

希望条件や事業内容を具体的に伝えることで、

・条件調整が可能な物件

・これから募集予定の物件

を紹介してもらえることもあります。

「まだ決まっていないから相談しづらい」と思う必要はありません。
むしろ、早い段階で相談することで、無駄な遠回りを防ぐことができます。

まとめ

物件がなかなか見つからないときは、「良い物件がない」と諦めてしまう前に、条件や考え方を一度整理してみることが大切です。

・条件を分ける

・完璧を求めすぎない

・相場を知る

・タイミングを理解する

・プロに相談する

この5つを意識するだけで、物件探しの見え方は大きく変わります。

テナント探しは、事業の土台をつくる重要なステップです。
納得のいく物件と出会うためにも、視点を少し変えながら、前向きに進めていきましょう。